子育てだより
  • 幼児教室だより 2016年度2月号2017年02月01日更新

    grand-mereの事業の一つである乳幼児親子教室(幼児教室)では、
    毎月「幼児教室だより」を保護者の方々に配布しています。
    2016年度2月号は、「変わらないもの」と「ゆとり」がテーマです。

    「変わらないもの」

    先日、絵本を探しに子どもたちと通ったちいさな本屋さんに2016.2

     

    顔を出す機会がありました。

     

    そこには30年前に出会った木のおもちゃや昔から変わらない絵本がところせましとばかりに並べられていました。
     
    長男が生まれたばかりのころ、友だちから教えて頂いた本屋さん。
     
    そのころからいらした年配の店員さん(素敵なご婦人)と店主の先生。
     
    昔話やおもちゃについて、話の花を咲かせてきました。
     
    絵本は、好きなだけ好きな場面をゆっくりと見ることができます。
     
    読み手が、子どもたちの表情を見ながら子どもたちの呼吸に合わせてお話しを進めることで
     
    子どもたちの心の安定を生んでいるように私は思います。
     
    療育の中で、まだ言葉を発しない男の子が、同じ絵本の同じところを何度も指でさします。
     
    「このこ、泣いているね。」そう言うとうなずくような表情を見せていた子が、
     
    ある日「あ~ん」と言葉を発しました。
     
    絵本を通して「共感」を知り、言葉の意味を覚えてくれたのでしょう。
     
    毎回、来所すると本棚から絵本を取り出し、同じページを開いて見せて同じやり取りをします。
     
    そして、また、素敵な笑顔を見せて次の遊びへと移って行きます。
     
    いつの時代も子どもたちは、人と関わること、期待すること、期待したことが叶うことで成長していると感じます。
     

    「ゆとり」

     
    「子どもにとって最良のことをしてあげたい」「環境を整えてあげたい」
     
    たくさんの方からお話しを受けます。
     
    私も自分の子どもを育てているときは、そう思っていました。
     
    子どもの持つ可能性を引き出してあげたいと・・・。
     
    けれど、そこには、大きな落とし穴がありました。
     
    それは、「子どもが本当にそれを望んでいるか・・・?」
     
    私の場合は、自分の「思い」ばかりが先行し、子どもに自分の不安を埋めてもらうことばかりをしていました。
     
    あれもこれも・・・。
     
    子どもは、私の気持ちを読み取り、時にはいい子を演じてもくれました。
     
    でも、本当にやりたいことではないのですから、イライラもします。
     
    お互いに「良かれ」と思っているのに。
     
    子どもたちが大人になり、本当に大切なことは何か、考えることがたくさんあります。
     
    それは、「ニュートラルになれるゆとりをもつこと」
     
    今、目の前にいるわが子の素敵なところを感じることだと心から思うのです。
     

    文責 佐藤弘美


     

    乳幼児親子教室(幼児教室): 乳幼児の子どもを対象に親子での遊びやグループ活動を通して、子ども同士のかかわりや保護者同士のつながりを大切にしていくサポートをしています。金曜日10:00~11:45に行っております。

    見学等のお問い合せは、お電話もしくはお問い合せフォームよりお気軽にお問い合せください。

    お電話 046-240-6232 / お問い合せはこちら

  • 幼児教室だより 2016年度1月号2017年01月01日更新

    grand-mereの事業の一つである乳幼児親子教室(幼児教室)では、

    毎月「幼児教室だより」を保護者の方々に配布しています。

    2016年度1月号は、「当たり前」と「絵本のある子育て」より抜粋がテーマです。

    「当たり前」

    今年の始まりは、とても穏やかなお正月でした。 2016.1
     
    いつものように初詣をし、今年も無事に過ごせるよう祈願してきました。
     
    残念ながら今年は、家族揃ってと言うわけにはいかなかったけれど。

     

    子どもたちが小さい頃は、お正月を楽しみにし、家族揃ってお雑煮を食べ初詣。
     
    おみくじを引き、今年の自分の目標を言い合ったものでした。

     

    それが、当たり前のお正月だと思っていました。

     

    でも、ふっと思ったのです。

     

    「当たり前」ってなんだろう?と。

     

    1歳になったら歩けるようになって、3歳くらいになったらお話しが出来て・・・。などなど。
     
    けれど、よくよく考えるとそれは「当たり前」ではなくて、
     
    その子のその時期が来たから、そうなっている。

     

    ひとり一人、育ち方は違うわけだから子育てに「当たりまえ」と言う言葉は、不似合。
     
    家族の形だっていろいろな形があるのだから、ちょっと違うのかもしれない。

     

    私たちが、大切にしたいのは、目の前の子どもたちの育ちと笑顔。

     

    誰と比べることなく、その子がその子らしく、一生懸命になれることを一緒に探したり、
     
    楽しんだりすることなんじゃないかな~。と。

     

    今年も子どもたちひとり一人の力を信じて、楽しい時間を一緒に過ごせるようにしていきたいと思います。
     
    どうぞ、よろしくお願い致します。
     

    「絵本のある子育て」より

    小さな子に絵本を読んであげようとしても、絵本に関心を示さなかったり、      ehon_hahako
    頁を次々と自分でめくったりすることがあります。
    それは、絵本に慣れていないか、絵本が自分にとってなんなのか、
    まだ、わかっていないからです。
    無理におしつけないようにしましょう。
    ですから、がっかりすることはありません。これから、なのです。
    この時点で、スマートフォンやテレビなど、幼いひとの関心を根こそぎ持って行くものに接していると、
    物静かで、感性を働かせねば味わえない、絵本のようなものと仲良しになるのは、よけいむずかしくなります。
    幼いひとが、スマートフォンやテレビに反応を示しているのを見て、
    親は「この子はわかっている!」と思いがちですが、それは違います。
    その刺激的な映像に反応しているだけです。
    その刺激が強すぎるから、身体まで動いてしまうのですね。(中略)
    今の子どもたちの苦しみの多くは、無償の、ただ温かく抱きとめられるだけの愛に
    満たされていないからだと、私は思います。
    親の気にいる「良い子」でいることで、対価として愛情が与えられる、と
    こどもが感じているのだとしたら。
    ここにも、子どもや思春期の人たちによる、
    社会的な現象や事件の背景にあるように思います。
    さりげなく素朴に、絵本を読んであげる。
    それだけで、私たちは、子どもが切に望んでいるものを手渡すことができます。

     

    この文章を読んで私は強く共感しました。
     
    忙しい日々の生活の中で、どれだけ子どもとゆったりと向き合うことができるか。
     
    絵本はそのきっかけになるようにも思います。
     
    忙しいからこそ、立ち止まってゆっくりとすごす。
     
    そんな時間が大切なのではないでしょうか?
     

    文責 佐藤弘美


    乳幼児親子教室(幼児教室): 乳幼児の子どもを対象に親子での遊びやグループ活動を通して、子ども同士のかかわりや保護者同士のつながりを大切にしていくサポートをしています。金曜日10:00~11:45に行っております。

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  • 幼児教室だより 2016年度12月号2016年12月01日更新

    grand-mereの事業の一つである乳幼児親子教室(幼児教室)では、

    毎月「幼児教室だより」を保護者の方々に配布しています。

    2016年度12月号は、「思い」と「ことば」がテーマです。

     

    「思い」

    グランメールを立ち上げて、もうすぐ4年になります。クリスマス汽車
     
    子どもたちと関わる仕事を始めて35年。
     
    日々「今、出来ること。」「今、ベスト。」と思うことを信じて生きて来ました。
     
    私は、3歳の時に実母を亡くしたため、母との思い出はほぼありません。
     
    保育士として働いてはいましたが、自分が母親になったとき、子どもが遠慮会釈なく甘えてくることに驚き
     
    「なぜ、自分の子どもは、こんなにも思うように育たないのだろう?」と思い悩みました。
     
    いつも先輩や仕事仲間に相談し、それでも、気持ちが落ち着かない時には、本を読み漁ったり、
     
    子育ての講演会を聴きにいったりしました。
     
    時には、私は親になる資格がないのでは・・・と思ったこともありました。
     
    そんな情けない私が、今、発達に心配のある子どもたちの療育の世界にいます。
     
    自分の子どもが、周りの子どもたちと違いを感じた時、不安になるのは当たり前。私が、そうであったように。
     
    グランメールは、いろいろな育ち方をしている子どもたちが、その子らしく育ってくれるお手伝いを
     
    したいと思って活動しています。
     
    私が、先輩の方々から学んだことを伝えたい。
     
    保護者のみなさんと本音で気軽に子育ての相談が出来る場でありたいと思っています。
     
    まだまだ、行き届かいないことばかりですが、どうぞ、これからもよろしくお願い致します。

     

    「ことば」

    お掃除もそうだけれど、汚したその時にすぐに対処しておけば、汚れもしみこまないし、サンタプレゼント
     
    拭いただけできれいになったりします。
     
    けれど「後でいいか・・・。」と放っておくと、手間が倍かかったりします。
     
    子どもが「ねぇ。」と話かけて来たとき、手を止めて「なに?どうしたの?」と向き合うことで
     
    「自分を見てもらえた安心感」ですぐに落ち着いて遊びに戻ることが出来ます。
     
    ところが「ちょっと、待ってね。」ばかりでは、子どもは、「ちょっと」が何を表す言葉かわからなかったり、
     
    「待ってね。」と言って忘れられたりしたら「今しかない!」と自分の言うことを聞いてくれるまで、
     
    ごねたりします。
     
    言葉は、便利なツールでは、あるけれど、その時の対応が無かったり、意味が伝わったりしていなければ、
     
    非常に一方的になってしまいます。
     
    小さな子は、まだまだ、外国人。
     
    伝わっているようで、伝わらないものです。
     
    経験が記憶として、残って行き積み重なっていくように感じます。
     
    出来るだけ、その場、その時を大切にしたいですね。
     
    それが、言葉を引き出すきっかけになるような気がしてなりません。
     

    文責 佐藤弘美


    乳幼児親子教室(幼児教室): 乳幼児の子どもを対象に親子での遊びやグループ活動を通して、子ども同士のかかわりや保護者同士のつながりを大切にしていくサポートをしています。金曜日10:00~11:45に行っております。

     

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  • 幼児教室だより 2016年度11月号2016年11月01日更新

    grand-mereの事業の一つである乳幼児親子教室(幼児教室)では、

    毎月「幼児教室だより」を保護者の方々に配布しています。

    2016年度11月号は、「家族」と「わらべ歌・あそび」がテーマです。

    「家族」

    私にとって家族は、特別な存在です。201611葉とキノコ
     
    子どもたち三人が成人して、とくに感じるようになりました。
     
    子育てをしていると、目の前の気になることの方が優先して「何とかしなければ・・・。」と常に考えてしまいます。
     
    けれど、旦那さんや子どもは、別人格。見え方や感じ方、考え方が違うことの方が多いのに、
     
    自分と同じであってほしいと強く願いました。
     
    だから、私は、いつも「なぜ?」「どうしたら・・・。」と考えて、不安になったり、不満を募らせたりして、
     
    自分や家族を追い込んでしまうことが多くありました。
     
    今、振り返れば、なんて無謀なことを考え、悩んでいたのだな…と思えるようになりました。
     
    私は、夫や子どもが「自分の思うようなことを言ってほしい」「こんな行動をとってほしい」と願うあまり、
     
    たくさんの言葉や行動でコントロールしようとしました。
     
    でも、結局それは、お互いを認めることではなかったこともあり、ことごとく、思うようなことになりませんでした。
     
    夫であろうが、子どもであろうが、それぞれが感じ、考えることを認めることの方が、大切だったことを
     
    家族と離れて暮らし始めた今、心から実感しています。
     
    「ありのまま」を受け止めることの本当の意味を知るまでに、私はたくさんの時間を要しました。
     
    みなさんは、いかがですか?

     

    「わらべ歌・あそび」

    私は、小さなころたくさんのわらべ歌遊びをしました。わらべ歌
     
    わらべ歌は、日本の昔から伝わる伝承遊びです。
     
    ひとりでも出来る遊びもありますが、わらべ歌は、人との関わりを楽しむ遊びのように思います。
     
    今、教室で行っているおんぶでの「おらんちの、どてかぼちゃ、ひにやけてくわれない♪」
     
    はじめは、おんぶに戸惑う子もいますが、何回か経験すると、
     
    みんなお母さんの背中で、満面の笑みを浮かべています。
     
    お母さんの背中のぬくもりや揺れが子どもたちにとって、心地よいのでしょう・・・。
     
    また、「おすわりや~す、いすどっせ、あんまりのるとおちまっせ♪」は、
     
    リズムを楽しむのはもちろん「こうなるぞ・・・。」と予測したしたことが起こる安心感。
     
    子どもたちは、「経験の繰り返し」で育っていきます。
     
    現代の日本では、テレビを始め、ゲームなど、刺激の強いものが、当たり前のように
     
    生まれたての子どもたちの周りにたくさんあります。
     
    それをすべて否定するつもりは、ないのですが、おやこの関わり遊びが出来る時間は、
     
    さほど長いものではありません。
     
    まずは、少しずつ、親子で向き合う時間を意識してみませんか・・・。

     

    文責 佐藤弘美


     

    乳幼児親子教室(幼児教室): 乳幼児の子どもを対象に親子での遊びやグループ活動を通して、子ども同士のかかわりや保護者同士のつながりを大切にしていくサポートをしています。金曜日10:00~11:45に行っております。

     

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