grand-mereの事業の一つである乳幼児親子教室(幼児教室)では、
毎月「幼児教室だより」を保護者の方々に配布しています。
2017年度5月号は、「伝え続けること」と「比べること」がテーマです。
自由遊びの時、何となくお友だちを意識しながら遊ぶ姿が出て来ました。
子どもたちは、自分の目についた玩具にまず手が伸びます。
その玩具でどうやって遊ぶかは、周りの子やおとなが遊んでいる姿を見て覚えます。
私たちも何かを覚える時は、見本を見ることが多いし、
見本があることで安心しますよね。それと同じ。
だから、友だちが遊んでいるオモチャが使いたくなるのは、当たり前。
「そうやって、遊ぶのかぁ~。僕も遊んでみたい・・・」ってな具合。
でも、小さな人たちは、遊びたい気持ちだけが先行してしまうし、
楽しそうなオモチャしか目に入らないから、いきなり手を出してしまって・・・。
泣かれて、どうしたらいいのかわからなくなることもたくさんあります。
そんな時私たちおとなの役割は、誰が使っているかを伝えることと、
「待つ」ことや「お願いすること」を伝えることだと思います。
子どもたちは、言葉の意味をわからなかったりするけれど、
繰り返し同じ場面ややり取りをすることで、学んでくれます。
おとなは、子どもたちがすぐにわかってくれないことで焦ってしまうこともあるけれど、
子どもたちが持っている力を信じて伝え続けることが何より大切だと私は思っています。
みんなで伝えあえば、きっと楽しい時間になりますよ。ね。
子育てをしているとき、私が一番つらかったのは「ママ友」との付き合いだった。
幼稚園の帰りに「どの家で遊ばせるか」それに伴って、「お茶タイム」
話の内容は、子どものこと・・・。
だれがどんな習い事をしているか。
どんなことが得意だとか・・・。
誰でも一番大切なのは「自分の子ども」
少しでも「喜んでもらいたい」「幸せになってほしい」
そう願って育てているのは、みな同じはず。
誰かより「何かが出来ることが、安心の材料」になるけれど、
少しでもゆっくりだと「不安」になるものです。
知らず知らずのうちに、私は息子と他の子どもたちを比べて一喜一憂。
今思うと幸せになってほしい息子が、実は一番つらかったかもしれません。
息子は息子のペースでしっかり育っていたのにね。
悩んだ末、「比べるなら、昨日の息子と。」
そう決めてから「私の子育て」が楽になりました。
私を理解してくれる友だちとだけ、今も付き合っています。
文責 佐藤弘美
乳幼児親子教室(幼児教室): 乳幼児の子どもを対象に親子での遊びやグループ活動を通して、子ども同士のかかわりや保護者同士のつながりを大切にしていくサポートをしています。金曜日10:00~11:45に行っております。
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