grand-mereの事業の一つである乳幼児親子教室(幼児教室)では、
毎月「幼児教室だより」を保護者の方々に配布しています。
2017年度6月号は、「心の成長」と「遊び」がテーマです。
「心の成長」
ゴールデンウィークも終わり、いろいろなことが本格的に始動する時期になりました。
新しいことが始まると、はじめはウキウキしてなんとなく流れに乗って進んで行ったりします。
けれど、少し慣れてくると、周りの様子が見えて来て、自分はなにがしたいのか・・・。
あれはどうかな?これはどうかな?・・・とほかの子の遊びが気になり出します。
そこで、ちょっとしたトラブル。
おとなたちは、簡単に「○○ちゃんが遊んでいるよ。」「順番ね。」なんて言うけれど、
「いつ、使えるのか?」「どのくらい待てばいいのか?」
わからない子どもたちにしたら、一刻も早く、今目の前にある物で遊びたい・・・。
その気持ちをどうやって伝えたらいいのか、言葉も方法もわからない。
そうなると、ねぇ。直接交渉したくなりますよね。
相手が泣いたりしたら、一番びっくりしているのは、交渉したその子なのに、
「だめでしょ!」と怒られてしまう・・・。
となると、ますます混乱。
子どもたちは、子どもたちなりに相手の表情やしぐさで、たくさんのことを感じています。
でも、自分の気持ちを整理する前に、おとなから言葉をかけられると、なにが起こっているのかさえ、
わからなくなるように思います。
小さなうちに、悲しかったり、くやしかったり、嬉しかったり・・・
たくさんの気持ちを感じることは、「人として」の成長に欠かせないものだと
私は思います。そして、一番、安心できる場所を知るのだと思います。
遊び
先日、ある保育園を訪ねたとき「砂場」で遊ぶ子どもたちを見て、
いつの時代も変わらない子どもを感じた。
プリンカップやバケツに砂を入れ、シャベルでパンパン。
ひっくり返して、小さなケーキや大きなケーキを作っては、壊して遊ぶ。「こうやったら、こうなる」
予測したことが、予測したようになる。これが「心の安定」につながる。
また「砂」という素材が、子どもの「五感」を育てることにもなります。
昔ながらの遊びは、お手玉にしろ、ビー玉にしろ「繰り返し遊ぶ」ことで「根気」も育てます。
また、出来たときの達成感も子どもの心を育てます。
今、子どもの遊びの代名詞は、「ゲーム」
そこから得られるものは、なんでしょう?
めまぐるしく動く時代だからこそ、じっくり、ゆっくり「伝える」ことの大切さを見直しませんか?
お寺のおしょうさんが・・・♪
手を合わせたり、拍を打ったりすること・・・コミュニケーションを伸ばし、
じつは「音楽の基礎」を学んでいるのです。
文責 佐藤弘美
乳幼児親子教室(幼児教室): 乳幼児の子どもを対象に親子での遊びやグループ活動を通して、子ども同士のかかわりや保護者同士のつながりを大切にしていくサポートをしています。金曜日10:00~11:45に行っております。
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