grand-mereの事業の一つである乳幼児親子教室(幼児教室)では、
毎月「幼児教室だより」を保護者の方々に配布しています。
2017年度10月号は、「子どもが安心できる場所」と「言葉は、ゆっくり、ゆっくり」がテーマです。
「子どもが安心できる場所」
この季節になると毎年の事ながら「幼稚園」「保育園」への準備が始まります。
子どもにとって保護者と離れて初めての「集団」であり、「社会への第一歩」でもあります。
今まではほとんどの時間、保護者と一緒。どんなふうに過ごしているか目の前で見ることが出来ました。
(見えない方が良いこともあったかな・・・笑)
「見ている」ことが出来ることは、そこに「安心」があります。
なぜなら、子どもの表情や行動がタイムリーに楽しかったり、つまらなかったりする気持ちを
知らせてくれるからです。
ところが集団に入ってしまうと、子どもの姿を時々しか見ることが出来ません。子どもは、正直です。
自分にとって不都合や不快なことがあると、家でぐずったり、ひどく甘えてきたりすることがあります。
その時に、おとなは、たくさんの想像力を働かせ子どもの気持ちを推測してほしいのです。
今までは、不安やわからないことがあると、たいてい誰かがそばで子どもたちを助けてくれました。
でも、集団に入ってからは、自分で解決しなければならないことが、多くあり、
子どもたちは「緊張」と「不安」で疲れ切ってしまいます。
保護者には、先生やいろいろなところから情報がはいるでしょう。
でも、忘れないでください。
子どもたちは、いつも一生懸命です。
おうちでは、ぜひ、たくさんたくさん甘えさせてくださいね。
「言葉は、ゆっくり、ゆっくり」
子育て中は、子どもたちとの時間がいつも楽しい時間ではなかったように思います。
お母さんは神様ではないので、体調が悪かったり、疲れていたりすることもあります。
そんな時は、ゆっくり子どもたちに話してみてください。
「おかあさんね、頭が痛いの。やさしくしてね。」と。
はじめは、伝わらないかもしれません。
でも、あきらめず、ゆっくり伝えると子どもたちは、彼らなりに気づいてくれます。
ここで、大切なこと。
「○○ちゃんが、やさしくしてくれるから、嬉しいな。ありがとう。」とここでも、言葉で伝えてほしいのです。
「ことば」はたくさん聞いて、その意味がわかって、はじめて伝わるものです。
私たちが「外国語」を学んだ時のことを思い出してください。
今、子どもたちは、その時と同じです。
ゆっくり、わかりやすく、その意味が伝わりやすい環境を作って繰り返し伝えていきましょうね。
子どもたちは、たくさんの人に優しくしてもらって「やさしい」の意味を知るような気がします。
文責 佐藤弘美
乳幼児親子教室(幼児教室): 乳幼児の子どもを対象に親子での遊びやグループ活動を通して、子ども同士のかかわりや保護者同士のつながりを大切にしていくサポートをしています。金曜日10:00~11:45に行っております。
見学等のお問い合せは、お電話もしくはお問い合せフォームよりお気軽にお問い合せください。
お電話 046-240-6232 / お問い合せはこちら