grand-mereの事業の一つである乳幼児親子教室(幼児教室)では、
毎月「幼児教室だより」を保護者の方々に配布しています。
2017年度1月号は、「隣で見つめる時間が幸せ」と「お正月遊び」がテーマです。
新しい年を迎えて、もうすぐ1カ月。
幼児教室の開催場所が、あちらこちらになってしまい
皆様には大変ご迷惑をお掛けし申し訳ありません。
その中で嬉しいことは、場所が変わっても子どもたちが戸惑うことなく、
元気に過ごしてくれていることです。
出会ったばかりのころは、保健相談センターの館内でも場所が変わると、
緊張して部屋に入ってくることにも時間がかかったりしていました。
今では、どんな場所であろうと友だちとの遊びを楽しみ、
その時々で子ども同士が自分たちで考えながら行動できるようになって来ました。
子どもたち一人ひとりの成長の速度は違っても、みんな間違いなく日々様々な経験を通して、
たくさんのことを学び感じていてくれています。
友だちの遊びを横目で見て、自分も・・・と、ばかりに真似をしてみたり、
自分の興味を持った遊びをじっくり楽しんでみたり。
私たちおとなは、その子どもたちの行動を見守り、必要な時に手を差し延べる準備をしておけば良い。
下手な声掛けや手助けは、子どもの成長の邪魔になるように思うのです。
目の前の我が子が、何を見て、何を考えているのか・・・隣で見つめる時間・・・
実は、その時間が一番幸せな時間だったことを今つくづく実感している私です。
お正月遊びと言えば・・・。
「たこあげ」「コマ回し」「かるた」「福笑い」・・・。
昔から引き継がれた「あそび」そう「伝承遊び」がたくさんあります。
たとえば、たこあげ、風の流れで遊びます。その中には、自然科学や物理の学習が入っています。
コマ回しもそうです。
かるた遊びは、「みる」「きく」は、もちろん、勝ち負けの中で社会性を育てていきます。
福笑いは、想像の力を伸ばします。
一言に「伝承遊び」と言っても、そこにはたくさんの知恵や社会的な
コミュニケーションを学ぶ体験がたくさん隠れています。
そして、これらの遊びに一番必要なのは、「相手」です。
子どもに一番必要なのは、一緒に時を過ごしてくれる「相手」です。
時間を見つけて、伝承あそびを楽しんでみませんか?
文責 佐藤弘美
乳幼児親子教室(幼児教室): 乳幼児の子どもを対象に親子での遊びやグループ活動を通して、子ども同士のかかわりや保護者同士のつながりを大切にしていくサポートをしています。金曜日10:00~11:45に行っております。
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